NHK紅白歌合戦と言えば、昔は演歌とポップスが半々で子供からお年寄りまで老若男女楽しめる歌番組のイメージでしたが、近年の紅白歌合戦は演歌枠がかなり少なくなって来ているのが現状です。
代わりに、韓国K-POPの歌手が紅白に出演するようになったり、スタートエンターテイメント(旧ジャニーズ)やAKB48など48系のアイドルグループの出場枠が以前にも増して増えて来ていることから、昔の紅白歌合戦とは一風変わった雰囲気になっているのは否めない感じです。
紅白ぐらいしかテレビで演歌をゆっくり聴ける機会がないので、こんなんじゃテレビ朝日のミュージックステーションやTBSのカウントダウンTV等の民放の音楽番組と大して変わらないという年配の視聴者からの声もSNSでは多数ありました。
実際のところ、いったいなぜ紅白歌合戦から演歌枠が減ってしまったのでしょうか?
紅白歌合戦2025演歌枠一覧
まず、2025年のNHK紅白歌合戦の出場演歌歌手は以下のようになっています。
※紅組出場演歌歌手(4組)
- 坂本冬美
- 石川さゆり
- 天童よしみ
- 水森かおり
※白組出場演歌歌手(3組)
- 純烈
- 三山ひろし
- 氷川きよし(追加枠)
このように今年の紅白歌合戦の演歌歌手は紅組・白組全体でわずか7組しかいないのが現状。
追加で氷川きよしさんが選出されるまで、白組からは2組しか選ばれてなかったのがちょっと少なすぎると話題になっていました。
また、昨年まで10年連続紅白歌合戦に出演し、レコ大の最優秀歌唱賞も受賞した白組の山内恵介さんが今年デビュー25周年という節目の年ながらまさかの落選してしまい、ヤフーニュースにも取り上げられて、ネット上ではかなり話題になっていました。
このように紅白の演歌枠はどんどん減って来ています。
なぜ紅白歌合戦からどんどん演歌枠が減って来ているのでしょうか?
紅白歌合戦2025演歌枠が減った理由はなぜ?
なぜ紅白歌合戦から演歌枠が減ったのか?結論から言うと、演歌のCDの売り上げが低迷しており、近年誰もが知っているようなヒット曲も生まれていないのが現状だからです。
また、演歌歌手は毎年同じ歌ばかり歌うことが多いので、それが視聴率の低下につながったというのもあると思います。
毎年毎年同じ歌や遠い昔に流行った歌を歌うのはどうなの?という意見も視聴者から多数NHKには寄せられていたそうで、その影響で紅白から演歌枠が減って来ているのは実際のところあるでしょう。
実際、紅白歌合戦の歌手別の視聴率を見ると、演歌歌手の視聴率が全体的に低いです。
続いて、演歌は裏番組のテレビ東京の年忘れにっぽんの歌に出演するので、紅白に演歌歌手が少なくなっても、年配の人は年忘れにっぽんの歌を見るので問題ないというのもあると思います。
昔は演歌と言えば紅白歌合戦一択だったんですが、テレ東の年忘れにっぽんの歌の方が演歌に特化した番組なので、視聴者が流れていってしまっているのもあるでしょう。
NHK紅白歌合戦に演歌はいらないという声も多数ありますが、それだと高齢者が紅白を見なくなってしまい、全体の視聴率も下がってしまう為、演歌枠がなくなるということは絶対にないです。
まして日本は高齢化社会で高齢者の人口がどんどん増えてきているので、演歌は今後も必要不可欠なので、さすがに紅白から演歌枠が今後なくなることはないはずです。
紅白歌合戦演歌枠まとめ
- 近年紅白歌合戦の演歌枠がどんどん減ってきており、2025年の紅白では演歌歌手が紅組、白組合わせてわずか7組のみの出場(※白組はわずか3組のみ)
- 紅白歌合戦に演歌は要らないという意見もあるが、日本は高齢化社会になってきており、高齢者の視聴率が一気に低下してしまうので、今後演歌枠がなくなることはない
- 裏番組にテレビ東京の年忘れにっぽんの歌があり、演歌に特化しているので、視聴者がそっちに流れて紅白の演歌枠が減った
- 演歌のCDの売り上げが低迷しており、演歌歌手は毎年同じ歌を歌うか、遠い昔に流行った曲を歌うことが多い為、視聴率の低下を招き、演歌枠は減ったと考えられる
- 演歌歌手の歌手別の視聴率が低く、その影響で演歌枠が減ったと考えられる
以上、NHK紅白歌合戦の演歌枠が減った原因についてまとめると以上のようになりました。
あと、他に考えられる理由としては、紅白歌合戦に50回も出場した演歌の大御所北島三郎さんや五木ひろしさんが紅白を卒業したというのもあるかもしれません。
演歌の顔とも言うべき北島三郎さんや五木ひろしさんが紅白からいなくなって、余計に演歌枠が減ってきたように思います。
以前のように紅白から演歌枠を増やすのに1番いい方法は、誰もが知っているような演歌のヒット曲や演歌界の次世代のスターが世に出ることですよね。
すると、必然的に演歌を聴きたい視聴者も増えて、それに比例して紅白の演歌枠も増えると思うので、演歌歌手の皆さんには頑張ってもらいたいと思います。